パソコンでゲームをやってみたいけど、「どうせゲーム用のパソコンてお高いんでしょう?」なんて思っていませんか?PCゲームというのは画質を選べるようになっていて、意外と低スペックのパソコンでもできてしまいます。ネット検索すると「単体グラフィックボードが必要!おすすめはRTX 2070です!」なんて書いてありますが、実はCPU内蔵グラフィックでもできたりする。
今回のコラムでは「ゲームをやるのに最低限必要なスペックはいかほどか?」というのを中心にまとめてみたい2020年夏。
推奨スペックからみる低スペPC
子どもたちのあいだでフォートナイト人気が爆発しているようで、どうやらNintendo Switchでもできるからみたいなんですね。他にもApex LegendsというゲームもSwitchでできるようになるみたいで、子供がパソコンに興味津々なんです。(笑)
そこで、現在人気のFortniteと、今後人気になりそうなApex Legendsについて、どんなスペックのPCからできるかを解説していきます。僕自信はPCゲームに詳しくないですが、パソコンにはそこそこ詳しいから解説もまじえて書いていきますね。
人気FPSゲームの推奨スペックから考察する
ゲームに限らず推奨スペックというのは、一般的な環境で実行するときの話なんです。ゲームで言えば、一般的に持っているであろう60Hz(60fps)のリフレッシュレートを持ったモニタが基準になっている。ゲームプレイするときに、1秒間60コマを動かすことで、ぬるっと動く画面でプレイできるようになる。
60fpsよりも少なくなると画面がブレたようになり、気持ちよくプレイできないという基準にもなっている。
ゲーム用のモニタだと144Hz駆動のものが一般的で、実際に144fps出そうとすると、それだけPCスペックを上げておかないと動かない。さらに高級ゲーミングモニタには240Hz駆動のものもあり、240fps出そうと思ったら現在の最高スペックでも4Kでのプレイはできないと思っておいたほうがいい。
Fortnite推奨スペック
Epic GamesからFortniteをやる際の推奨スペックを引用
「フォートナイト」のPCのシステム要件を教えてください。
推奨システム要件
Nvidia GTX 660またはAMD Radeon HD 7870相当のDX11対応GPU
2GB VRAM
Core i5-7300U 3.5 GHz
8GB RAM
Windows 7/8/10 64-bit + macOS バージョン 10.14.6以降
最小システム要件
PCではIntel HD 4000; Intel Iris Pro 5200 、Macでは同等のAMD製GPU
Core i3-3225 3.3 GHz
4GB RAM
Windows 7/8/10 64-bit + macOS バージョン 10.14.6
MacはMetal(API)をサポートしている必要があります。でお使いのMacがMetalをサポートしているかご確認いただけます。
注: フォートナイトはMac上のNvidiaグラフィックボードのサポートを終了しました。
必要なスペックでは単体グラフィックボードを搭載したPCとなっていますが、2020年現在のCPUであれば内蔵グラフィックでもゲーム自体は60fpsで楽しめる。根拠はPC Gamerという海外のサイトでテストをしていて、Ryzen 5 2400Gという下位グレードのGPU内蔵CPU(AMDではAPUという)で、フルHDの中画質までなら60fpsを超えるので、PC用のディスプレイで快適に遊べるというわけ。
ふつうPCゲームというとフルHDで遊ぶので、単体グラフィックのRTX 2060にCore i5クラスのCPUがあれば問題ないとも言える。WQHDや4Kとなるととたんに要求スペックも上がるので、たまの休日に遊びたいだけのエンジョイ勢であれば、10万円から高くても20万円出せばフォートナイトを楽しめる。
ここまで書いたのはあくまでも普通のモニタの話で、よりコマ数が多い(120fpsなどで動く)ゲーミングモニタで遊ぶのなら、ワンランク上のCPUやグラボを選ぶ感じになる。
フォートナイトクラスのゲームであれば、AMDの新製品であるRyzen 4000シリーズのRyzen 7 PRO 4750Gで問題なく遊べるし、ビジネス用と共用するなら超ハイスペックビジネスPCにもなる。単体グラフィック搭載PCばかりに注目するのではなく、Ryzen ProのようなCPUも十分活躍できることを頭に入れてください。
RTX 2060にCore i7を搭載したパソコンであれば、フルHDで最高画質のフォートナイトが楽しめるということ。
もし管理人と同じようなライトゲーマーなら、Ryzen 7 4750g搭載のBTOパソコンなんかがいいでしょうね。コア数も多いCPUで内蔵グラフィックだけれど、一昔前の単体グラフィックスを凌ぐ性能がある。それでもスペックに不満が出るのなら、あとから単体グラフィックを増設すればいい。フルHDならゲームも快適だし、エクセルやワードといったオフィスソフトも快適にこなせる。
Ryzen 7 4750g搭載PCは、10万円くらいからで買えるからコスパが高いなんてもんじゃない。
Apex Legends推奨スペック
Apexはフォートナイトよりも要求スペックが高く、CPUをワンランク上のものを使い、RAMメモリを16GB以上は積んでおきたいところ。実際にプレイしてみると、フォートナイトよりも絵が書き込まれている印象で、PCゲームの画質が際立っていました。これなら楽しくプレイできるわけですね。
Electronic ArtsよりApex Legends推奨スペックを引用
「Apex Legends」必要動作環境
OS: Windows 7 64ビット版 CPU: Intel Core i3-6300 3.8GHz / AMD FX-4350 4.2GHzRAM: 6GBGPU: NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 GPU RAM: 1GBストレージ: 22GB以上の空き容量
Apex Legends 推奨動作環境
「Apex Legends」は必要環境を満たしたPCで快適にプレイすることができますが、滑らかな60fpsのフレームレートで最高のプレイ体験を楽しむためには推奨動作環境を用意する必要があります。
OS: Windows 7 64ビット版
CPU: Intel i5 3570Tおよび同等品
メモリ: 8GB
GPU: Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290
GPU RAM: 8GB
ストレージ: 22GB以上の空き容量
Apexを遊ぶためのスペックは、フォートナイトをやるためのパソコンにちょい足しするだけでいいでしょう。具体的にはインテルCore i7+RTX 2060搭載であれば、フルHDモニタで最高画質のApexをプレイできる。もしゲーミングモニタを使う場合でも、この構成なら最高画質で20fpsまでならしっかりと出ます。もうすぐRTX 3000シリーズもでますが、もしかしたらRTX 3050でも同程度のフレーム数を出せるかもしれまえん。
やすさを求めてスペックを落としたくなるかもしれませんが、RyzenもCoer iも7シリーズ以下を使うのはおすすめしません。
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