品薄で買えないグラボの入手先を探してみた

現在使っているGTX 1080が古く感じ、新しいグラボを買いたいのだが、目星をつけていた『RTX 3070』と『RTX 3060 ti』を定価で購入するべく買えそうな方法を探っていきたい。はっきり言って転売屋とマイナーが買い占めているので、相場が定価の2倍くらいになっているので、プレミア価格で買いたくないというのもある。

NVIDIA 公式で定価を知ることができますが、RTX 3070が79,980円RTX 3060 tiが59,980円からとなっている。執筆時の実勢価格はRTX 3070が20万円前後で、RTX 3060 tiも20万円前後で買えそうな相場になっている。

目次

新シリーズで手に入りそうなグラボ

動画編集やゲームで使うグラボには、NVIDIA とAMDがあり、GeForceとRADEONというシリーズでそれぞれが展開している。シリーズの中でさらにグレードで差別化されていて、手に入りやすいものとそうでないものがある。

NVIDIA が適正価格を発表しているが、GPUを使いMSIやASUSといったメーカーが作っているので、価格には多少のバラツキがあるのを踏まえておきたい。

先に答え合わせしておくと、NVIDIA製のハイエンドとローエンド、AMD製のグラボということ。

GeForce RTX 3000シリーズ

RTX 3000シリーズはとにかく品薄で、さらにRTX 2000シリーズも上位グレードは軒並み手に入れづらい状態が続いています。その中でも比較的に新品を買いやすいのが、『RTX 3090』や『RTX 3060』、『RTX 2060』でしょうか。

上記には理由があり、RTX 3090は最上位版だけあり価格も高く、高い割にはマイニングでの電気効率を考えたときに費用対効果が得られない。RTX 3060やRTX 2060は廉価だけあり、効率が悪いからマイナーが血眼になって探すほどの製品ではないから。

RTX 3060に関しては、1部の仮想通貨に関してのマイニングを制限する機能がついているから、購入しても掘れないというのもあります。

どのみちコア製品のRTX 3070やRTX 3060 ti、RTX 3080定価で買うのは諦めろとしか言いようがないw

現状で単体グラボを定価付近で買いたいなら、上記のことを踏まえつつ、地道に店頭とネットショップを巡回するしかなさそうです。というか、転売屋は巡回しています。

RADEON RX 6000シリーズ

AMD RADEONのRXシリーズは、ビットコインのマイナーに人気がないため、GeForceほどの品薄とはなっていないのがポイントです。

RX 6700 XTの最安が8万弱で登場したことを考えると、多少の値上がりはしていますが、GeForceの2倍以上といったバカみたいな価格にはなっていないのが救いです。ゲームメーカーや動画編集ソフトメーカーもAMD製GPUに最適化してきているので、よほどのハイエンドじゃない限りは、AMDも選択しに入ってきている。

GeForceとRADEONの比較
  • RTX 3060 tiやRTX 3070とRX 6700 XTが同クラス
  • RTX 3080の代替製品がRX 6800XT

上記はあくまでもベンチマーク比であり、実際に自分が使うソフトやゲームが全面的に対応しているとは考えないほうがいい。ほぼ対応しているのはNVIDIA GeForce系であり、AMD RADEONはまだ最適化が完了していない状態であるから。

性能的にはほぼ同等といえますが、NVIDIAがグラボ界隈を牽引していることから、AMDのシェアが伸びないとつらいものがあります。

マイニングで効率がいいグラボが品薄のグラボ

マイニングの説明から書くので長くなります。読むのが面倒なら、GPUの名称が出てくるあたりまで読み飛ばして問題ありません。

仮想通貨のマイニングとは、ざっくりと説明すると特殊な計算をする代わりにビットコインなどを得るというもの。ここでいう計算というのが、暗号資産としてのビットコインなどが取引されるさいの承認作業にあたり、承認をする代わりにビットコインで報酬を貰えるということ。

グラフィックボードなどで特殊な計算をするために、かなりの電気がかかるため、効率の悪いGPUを使ってしまうと赤字になることもある。

マイニング試算機(NiceHash)

上記サイトで『Manual Selection』を選び、『Currency』にJPYを選択、El.costs(kwあたりの電気代)に居住地の電気代を入力する。『Device』のプルダウンメニューで最下層付近にGPU名称があるので、気になるGPUを選んでおく。

この状態で『CALCULATE』ボタンを押すと、1日あたりにマイニングできるビットコインを日本円換算で表示してくれる。電気代は引かれた表示になっているため、表示金額がほぼ収入となることがわかる。

GPU別マイニング単価@day
  • RTX 3070(15万円前後)⇒960円
  • RTX 2070(7万円前後)⇒660円
  • GTX 1080(5.5万円前後)⇒550円
  • GTX 1050 ti⇒58円
  • RX 6800 XT(14万円前後)⇒980円

上記GPU価格はメルカリでの実勢価格で、矢印の後ろに書いてあるのが執筆時のマイニング単価(@day)である。マイニング単価は日々変動しているため、単価比率でマイニング性能を推測しなければなりません。

ここまでのことを踏まえて比較してみると、最新のグラボを買うよりもGTX 1080を中古で手に入れてマイニングしたほうが効率よさそうなんですよね。

それでもRTX 3000シリーズが高騰しているのには理由があり、やはり時間効率と最適化がキーポイントになっている。最新のグラボでマイニングするということは、単価よりも時間効率を優先することと、グラボのシェアが最適化にも影響しているから最新機器を使うといったかんじです。

特に人気なのがRTX 3060 tiとRTX 3070、RTX 3080となり、いずれもゲーミングPCに必要なミドルレンジ製品ということで、需給バランスが完全に崩壊しています。

品薄になったグラボを手に入れる方法

グラフィックボードの入手法はいくつかありますが、現状で手に入れるならBTOパソコンを購入するのが間違いなく早いとおもう。それだけだと面白くないので、一般的な入手ルートを忘備録的に残しておきたいと思います。

グラボだけの購入であればPCパーツ専門店の店頭ですが、管理人のように地方住みだとアキバは遠すぎますから…

ECサイトのプレミア価格で買う

暗号試算(仮想通貨)の高騰からマイニング需要が高まり、効率よく掘るためにグラフィックボードの人気が高まっています。供給が需要に追いついていないために、メルカリやヤフオクでの転売目的の購入も相まって、ECサイト(amazonやヨドバシなど)では在庫があっても価格が釣り合っていない。

冒頭でも書きましたが、『RTX 3070』の適正価格が8万円~10万円といったところなので、現在の価格は買うのをためらうほど。

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在庫があるグラボも存在しているが、適正価格からは程遠い存在である。

一般的なECサイトやメルカリのようなフリマサイトであれば手に入るが、定価付近で購入したい管理人的には買いたくない。こういった場所で購入するのが確実だが、金額からするともったいない気がする。

PC専門ECサイトで定価購入

ネットショップの中にはamazonなどのECマーケットを介さずに、独自のECショップを運営している会社もある。

こういった専門ECショップでは、むやみなプレミア価格販売はせず、適正価格で出品されている。だからこそメルカリ民やマイナーが狙っているということでもある。

在庫を見つけるにはショップサイトを定期巡回し、狙っているグラボのページをひと通りチェックするのが近道。というか、定期巡回しかチェック法がないwとりあえず管理人が定期巡回しているリンクを掲載しておくので、気になったショップがあったらチェックしてほしい。

独自販売網を持ったPC専門店

上記はいずれもPCパーツも扱うECサイトで、BTOパソコンや周辺機器までラインナップしている。もし知らないショップがあれば、1度はのぞいてもらいたい。

最新のBTOパソコンで手に入れる

現在使っているパソコンが古く、買い替えを検討しているなら、いそのことパソコンごと買ってしまうのも最適解のひとつ。

パソコンの自作をしたことがあれば、BTOを選ぶことでお気に入りのケースに移植なんて荒業も使えたりする。BTOの良いところは、ソニーなどの家電パソコンと違い専用部品が少ないため、あとからパーツ単位で入れ替え可能になっている。

パーツ単位で入れ替えられるということは、汎用パーツが使われているということ。

ケースやパーツに特別なこだわりがないのなら、BTOメーカーのデスクトップPCをそのまま使うのもありだと思う。自分でパーツを選ぶよりも、専門のPCメーカーがバランスを考えチョイスしたものほうがコスパが良い。

ツクモやパソコン工房も、自社で販売しているBTO搭載ぶんのグラボはあるが、一般販売に出せるほどのグラボは抱えていないはず。

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