満を持して登場したRTX 30シリーズですが、その中でも異彩を放っているのがRTX 3090です。これまでNVIDIAが提供していたGPUでは、間違いなくハイエンドクラスのコンシューマーGPUである。要はTITAN RTXクラスだということ。
RTX 3090はスペックが高すぎて性能を持て余しているともいえる。
動画編集においては特殊な環境じゃない限りは、RTX 3080で十分という結果になってしまった。
4K動画素材ならRTX 3080がおすすめ
なぜ、ハイエンドのRTX 3090ではなく、下位モデルのRTX 3080なのか。
動画を編集するということは、素材をデコードしながらプレビューしているのは周知の事実ですが、RTX 3090が搭載している24GBという大量のVRAMは使い切れていないということ。
RTX 3080とRTX 3090のGPU性能は、おおよそ1:1.2ということで1.2倍程度の差があります。GPU自体の差は少なく、VRAM搭載量でグレードが上がっているイメージをすると理解しやすい。
4K素材のエンコードやデコードには10GB程度のVRAMがあれば十分で、24GBものVRAMを積んだRTX 3090はオーバースペックとなり、さほど動作が軽くなるわけではない。
ベンチマーク結果をみる限りは、約2倍の価格差なのに性能的には1.2倍にしかならないので、RTX 3090は『4K動画編集』においてはコスパが悪いとしか言えない結果になる。
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8K動画はRTX 3080ではエンコードできない結果に
RTX 30シリーズ、つまりAmpere世代なら8K動画編集ができると思っていた時代が僕にもありました。
GTX 1080の約3倍もの処理能力があるRTX 3080ですが、それでも8K素材を扱うには約不足だ。
RTX 3090がなぜ8K映像を扱えるかというと、4Kではオーバースペックとなっていた24GBの大容量VRAMのおかげなんです。
リンク先を読むとわかりますが、8K素材ともなると4Kの4倍にもなるピクセル情報を持っている。RTX 3080の10GBというVRAMだと、8K素材にはメモリ不足でエンコードを完走できない。
もし8Kで撮影できるカメラを持っているなら、作業用のPCにはRTX 3090かTITAN RTX以外に選択肢は無いということ。
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