パソコンで停電や雷対策するにはUPS(無停電電源装置)以外に選択しは無い

企業やフリーランスはもちろん、最近では個人でもUPS(無停電電源装置)を備えておくかたが増えてきました。僕は盛っていませんが、まえまえから欲しいとは思っている周辺機器のひとつです。

『なぜ必要なのか?』

UPSの存在を知らないと、なぜUPSが必要になるのかが理解しづらいところ。というか、UPSの存在すら認知できていないかたも多いのが実情だったりする。

目次

停電対策のUPSとは

UPSとは、Uninterruptible Power Supplyの頭文字をとった略称で、日本語に直訳すると、さきほどから数回出てきている『無停電電源装置』となる。わかりやすくすると、バックアップ電源のことですが、充電電池とは違いさまざまな機能が備わっていたりする。電源周りの保護とバックアップがUPSの機能といえばほぼ正解である。

UPSはバッテリーとは違うと書きましたが、UPSが供給できる電力は少なく、編集中のファイルを保存し安全にシャットダウンする程度なんです。

もちろん長時間使用できるようなUPSもありますが、基本的に業務用なので個人所有するようなものではない。あくまでも安全にシャットダウンするまでの補助電源と考えてほしい。

操作しているソフトを保存し、PCの電源を落としてせる時間があれば、突然電源が切れてしまう恐怖から下放されます。

UPSが必要なPC関連の機器

UPSはどのような機器で使うものなのでしょうか。

基本はバッテリー駆動している機器以外となるので、ノートPCで作業しているかたはUPSのお世話になることは少ないでしょう。

後述するがノートPCにUPSが必要ないということではない。

なぜ少ないと書いたかというと、最近ではNAS(ファイルサーバー等)に保存したファイルを、直接編集することも多いから。

  • デスクトップPC
  • モニタ(ディスプレイ)
  • NAS(サーバー)や外付けHDD
  • USBハブまたはルーター

PCだけで完結しているかたなら、上2つだけで問題ないです。しかし、NASサーバーや外付けHDDを使っている場合は、USBハブやLAN関係、ルーターなど、補助的に使用している機器もUPSにつなぐ必要がでてくる。

特にNASはHDDを使っていることが多いし、NASに保存したファイルを直接編集している場合などは、停電対策しておかないと大事なファイルが破損することもある。

停電だけじゃない!雷サージからPCを守るのもUPSの役目

UPSは無停電電源装置という名称なので、停電のタイミングでしか役に立たないとおもわれがちですが、実は落雷などの影響からもPCを守ることができるんです。

停電のことだけを考えるなら、ノートPCにUPSは必要ないと書きましたが、実は落雷対策として必要になってくる。

『雷サージ』というワードを聞いたことがあるでしょうか?

『雷サージによる影響』をかんたんに説明すると、落雷による電気エネルギーが屋内に入り込み、電気製品にダメージを与えることをさす。家庭内の電気配線に雷の電流が流れることで、接続された機器に影響が出てしまう。

もっと知りたいのなら、下記リンク先を読んでみてください。

あわせて読みたい

ノートPCのACアダプターでは、雷サージからPCを守ることはできません。

NASやデスクトップPCも雷には弱いと思ってください。

また、電源タップなどで雷ガード機能がついたものもありますが、マルチタップコンセントでデータが飛んだなんて怖い話も耳にします。

いっぽう。UPSなら落雷保護機能もついて、電源のバックアップとして使えるので、落雷や停電のときでも安全にシャットダウンすることができる。

個人で導入するなら家庭用UPSがおすすめ

大容量のUPSは数万円するのがあたりまえの世界線で、購入するのにも勇気がいります。

インバーター式で大容量のものが良いに決まっていますが、あまり高価なものだと購入までのハードルが高いですよね。そんなお金があったらPCの予算を増やしたいのが心情というもの。

しかし、UPSは保険のようなものなので、低価格なものでも導入しておく価値がある。

高額な製品よりも、低価格で信頼できそうなものがいいですよね。

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CyberPowerのタップ式UPSは評価も高く、レビューを見てもさくらが少ない印象です。ゲーミングPCがフル稼働中では容量が足らなくなりそうですが、PCをふつうに使っているぶんには問題ない容量がある。

また、USBでPCとつなぎソフトで設定しておけば、自動的にシャットダウンしてくれる機能もついている。

この製品にこだわる必要はないですが、こういった安い製品でもよさそうなものはあるということ。

少ない投資で安心を買いましょう!

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