動画編集の種類とおすすめなパソコンスペック

動画編集の種類とおすすめなパソコンスペック

動画編集にも種類があり、やりたいことによってはスペックの高いパソコンを使わずに、ノートPCなどでもできることがあります。動画同士をつなぐだけだったり、静止画メインでBGMだけ追加したりと、実はいろんな種類の動画編集がある。どういった編集方法をしたいのかをイメージできれば、買うべきパソコンが見えてくるとおもいますよ!

いろいろな編集形態を書いていくので、自分にあったものを見つけてみてください。

目次

動画編集の種類にはどんな映像があるのか

動画編集とは、なにも動いている映像だけじゃなく、静止画を使ったものもあるし、定点撮影したものを出力する場合もある。「動画編集におすすめのパソコン10選!!!」なんて書いてあっても、どんな編集方法に適したパソコンなのかわかりづらいですよね。

そこで、編集法によって違う要求スペックを解説していくので、パソコン選びを自分でできるようにしちゃいましょう。

写真を動かすフォトムービーやウェディングムービー

写真を動画にするのはスペックが低めなPCでもできますが、高いセンスが無いと締まらないのがフォトムービーでもある。最近のカメラなら2400万画素が普通になっているので、フルHDで編集する場合には10倍ズームとかが普通にできます。

ミラーレスカメラで撮影した高詳細な写真なら、拡大縮小や動かすことにも耐えられるので、映像のつなぎにも使えるから覚えておきたいテクニックのひとつです。

タイムラインにのせた写真を上下左右に動かしズームするだけでも見栄えはだいぶ変わってくる。こういった基本的なテクニックを覚えるのにも適した編集なので、友人の結婚式で撮影した写真を使い、かんたんなウェディングムービーを練習がてら作るのはいいと思います。うまくできたらプレゼントとしても喜ばれると思いますよ!

フォトムービーは比較的低スペックでも問題ない場合が多いので、デスクトップのゲーミングPCであれば間違いなく快適に編集作業をすることができる。置き場所の関係でノートPCがいい場合でも、クリエイター系の中でも価格が安めのものを選んでも問題ない。

フォトムービーに適したスペック
  • Core i5やRyzen 5など
  • GTX 1660 tiやRX 5500 XT
  • RAMメモリ16GB

編集したいフォトムービーの解像度にもよりますが、フルHDという前提であれば、箇条書きしたていどのスペックがあればなんとかなります。4K解像度でも写真を動画にするのであれば、メモリを増設する程度でも編集できる。ただ、このスペックだと4K動画を編集するにはかなり厳しいスペックとなるので、ふつうの動画編集もしたいのであれば、Core i7にRTX 2070でRAMを32GBのようなスペックが欲しくなってきます。

オープニングジングルのような短い動画

オープニングイントロなどの短い動画やBGMをジングルともいいますが、そういった短い映像中心に作成している編集者さんもいるくらい奥が深いものです。十数秒の中にたくさんの要素を詰め込むので、After Effectsを使ったりと意外にもパソコンのスペックが要求されたりする。実際には作り方にもよりますが、視聴者の注意をひくような動画に仕上げようと思ったら、PowerPointやスライドを使うよりも効果的だからだ。

短い動画に見どころを詰め込むのがジングルムービーなので、PCスペックと同じくらい動画編集スキルが問われる。

このジャンルを極めたいのなら、いろいろなタイプの映像を飽きるほど見て、イメージを蓄えないといけませんね。動画編集スキルをたくさん身につけて、パソコンもVFX仕様のハイスペックPCを導入したいところ。

ムージックビデオやインストゥルメンタルビデオ

MVやインストはBGMに合わせた編集が必要で、音楽に合わせた単純なカット編集がメインのため、4K動画を編集しない限りは低スペックのゲーミングやクリエイターPCでも問題ない。実際に自分で作ってみると、カット割りが難しく音楽のイメージやBPMに合わせた編集が面倒に感じることも。

とにかく映像意外の第三者的な要素に影響を受けるため、イメージを具現化するような作業が求められる。

オープニングムービーを作りたいなら、多彩な編集法を覚えイメージを具現化する力を手に入れましょう。短い動画だとなめてかからずに、魅せたいシーンを短い時間に詰め込みましょう。

かんたんなイメージ映像なら、Premiere Proで音楽に合わせマーカー設定をし、オート編集でタイムラインにクリップを流し込めます。こういったテクニックを覚えていくことも大事だから、Youtubeなどで動画編集テクニックを学びながら、いろんなパターンのジングルムービーを作る練習をしておきましょう。

たくさんのエフェクトを使った魅力的な映像作品

スピードランピングやスムーズトランジションといった、動画のつなぎめを工夫したエフェクトを使うには、コンシューマー向けハイエンドクラスのPCが欲しくなってくる。しかもノートPCではなくデスクトップPCで。

フルHDならまだましですが、4K動画ともなるとカラーグレーディングした映像に、ちょっとしたトランジションを設定するだけでもプレビューがしんどくなる。ひどい場合には30フレームある映像なのに、プレビューしてみると5フレームでしか再生できないなんてことも。

当サイトで使用しているCore i7にGTX 1080、48GBのメモリを搭載したPCでも、カラグレした動画にズームトランジションを設定するだけでカクつきます。

4Kで凝った映像に仕上げ、快適に作業したいのなら、最低でもCore i9にRTX 2070 Superのような構成にしておきたい。いまならATXマザーを使えば128GBもの大容量メモリも使えるから、これからの動画編集PCはさらに快適になってくる。そのぶんお金も飛んでいきますが。(笑)

After Effectsを使ったVFX作品の編集

ここは当サイト管理人も未知の領域で、覚えなきゃと思いつつ先延ばしにしているAfter Effectsを使った編集ですね。

実際にはありえない現象を起こしたり、指先から炎を出すような演出を作れるアレです。VFXを使った動画編集を満足にしたいなら、俗に言うワークステーションと呼ばれるPCが必要になってくるアレです。本を買い実際に動かしてみると、普通の動画編集とは違った楽しさがあり、できることもPremiere Proなどのノンリニア編集用ソフトとは違う挙動で難しく感じてします。

テキストを回転させたりはPremiere Proでもできますが、そういったアニメーションを手軽にできるイメージであってます。

After Effectsを使いこなせれば、ほかとは一味違う映像になること間違いなしです。

4K動画編集が快適にできるマシンであれば動きますが、After Effectsを快適に使うとなるともう少しスペックの高いPCが欲しくなってくる。intelのCPUならXシリーズ以上で、AMDならスレッドリッパーなどが欲しくなってくる感じです。どうしてもマシンスペックが要求されるので、BTOなどでもハイエンドのワークステーションと呼ばれる、40万円前後~のモデルを推奨しています。

これから動画編集をはじめたい方向けのパソコンの選び方

いままでは電気店などで販売されているパソコンを、なんとなく使っていたような方には難しい話の連続でしたよね。そこで、だれにでもわかりやすい判断基準を書いておきたいと思います。

10万円でおすすめできるデスクトップPCの構成
  • グラフィックボードを搭載しているか(GTX 1660以上が望ましい)
  • RAMメモリは16GB以上
  • Core i5またはRyaen 5以上のCPU
  • ストレージ(Cドライブなど)はSSD

上記は最低ラインとなるPCの構成で、これだけのスペックがあれば、動画編集用パソコンの入り口としては問題ない。快適とまではいえないまでも、フルHDのカット編集くらいならできるスペックがあります。この構成で10万円前後となるので、もう少し予算が出せるならCPUにCore i7やRyzen 7といった上位版のCPUを選ぶと良い。

もしもノートPCがいいのであれば、デスクトップPCのおおよそ1.5倍程度の予算感で考えておけば、大外れはしないでしょう。デスクトップPCで10万円くらいと考えるなら、ノートPCでは15万円ていどが同等スペックといえるでしょうね。デスクトップとノートでは、グレードの名称が同じでも低電力タイプとなっているため、同グレードでもノートPC用のパーツは能力が低いので。

基本的にはゲーミングPCとクリエイターPCは同等と考えて問題ないから、両方を見比べて予算感にあったものや、見た目が好きな方を選ぶと良い。

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